㉓耐震補強(ほぞ抜け防止)金具取付工事‐東村山市 – DJBサポート株式会社

㉓耐震補強(ほぞ抜け防止)金具取付工事‐東村山市

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施工データ

場所 東京都 東村山市  施工箇所  1階外壁
建物のタイプ 木造2階建て 価格 40万円
築年数 築37年 施工期間 1日

お客様のご要望

お家が旧耐震基準の作りだから心配していた。熊本の地震で1階がつぶれたり倒壊していた建物が多かったので倒壊しないように耐震補強してもらいたい。

建物正面

こちらの建物の基礎と柱に「ほぞ抜け防止対策」の耐震金物で㈱日本衛生センターの耐震金物「Kホルダー1型」を6箇所に取付けます。

Kホルダー1型写真

Kホルダー1型

メーカー:(株)日本衛生センター
外部から基礎・土台・柱をしっかり緊結する後付けホールダウン金物。Kホルダー1型詳細

ほぞ抜け

木造住宅の倒壊原因の7割以上は、「柱のほぞ抜け」と言われています。

木造住宅で一番多い「在来式木造軸組工法」は基礎・土台・柱の順に組まれています。その土台と柱の角材を接合する方法をほぞ接ぎと言います。

木造在来 ほぞ

震度3から5程度の横揺れの地震では柱等の軸組の力により地震の衝撃は吸収されます。

しかし強い直下型地震が発生した場合、家全体が真下から突き上げられます。その後柱が土台のほぞ穴より抜け、家が空中に飛び上がった状態となってしまいます。飛び上がった後家が下に落ちますが、その際柱が元のほぞ穴に戻れば良いのですが、揺れが続いているとその様には成りません。

地震でほぞ抜けが原因で倒壊する仕組み

 そこで柱がほぞ穴以外の部分に引っ掛かり土台から外れる為、またさき状態となり1階から2階につながる柱の部分に2階全体の荷重がかかるので、瞬間的に柱が折れてしまいます。
1階部分の柱が折れるわけですから当然1階は2階の重みで押し潰されてしまいます。

これが阪神淡路大震災や熊本地震で多かった木造建築住宅が地震で倒壊する最大の原因になっています。

以下は熊本地震で1階部分が潰れてしまった建物です。ほとんどがほぞ抜けが原因と言われています。

 熊本地震 ほぞ抜け 倒壊

 ■通し柱の補強に威力を発揮 金物垂直引張強度59.5kN Kホルダー1型

Kホルダー1型取付例Kホルダー1型取付イメージ

施工後

Kホルダー1型取付① Kホルダー1型取付②
Kホルダー1型取付④ Kホルダー1型取付③

 施工完了です。建物の美観を損なわないようカバーも取付けました。

お客様のご感想

外付けなので見栄えが悪くなるかなあと少し心配でしたがカバーを取り付けると意外となじみましたね。しっかりと補強してくれたので地震がきても安心して過ごせます。
ありがとうございました。

業者から一言

熊本の地震で「ホゾ扱け」や、横揺れによって壁不足や不均衡な壁の配置が原因でねじれ現象が引き起こした「柱の腰折れ」で1階がつぶれて倒壊している建物が多かったのを心配されておりました。通し柱の補強金具を取付けましたのでこれで安心ですね。ありがとうございました。

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